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ヨムヨムエブリデイ

最強寒波

昨夜のニュースで、十年に一度のものすごい寒波がやってくるから雪が積もるかもよ、と言っていたので1時間早めにアラームをかけて起きると雪の気配はまったくなし。せっかく起きたので早めに出て朝マックして行く。いつも頼むソーセージマフィンとコーヒーの…

抜け殻

雨模様の休日。ウイークデイは、ハイシーズンを迎えている仕事にすべてのエネルギーを搾り取られるので、休みの日曜日は布団の中で抜け殻のようになっている。いつまで続くのだろう。早く終わってほしい。でも、抜け殻でも本は読めるし、動画も見られるので…

ヒマか?

7日は職場で七草粥が配られた。ボスがイベント好きで仕事始めの日は毎年恒例のお年玉(2千円)をもらったが、テイクアウトの七草粥は初めての試みだ。ほか弁の味噌汁用ようなプラスティックの容器に入っているお粥を見たとき、げんなりして、まったく食欲が…

新しい景色

うさぎジャケで、本年もどうぞよろしく1月4日仕事始め。はあ、もう始まっちゃった、仕事が。むちゃくちゃ忙しくて、3日間実家でのほほんと過ごした身にはしんどかった。おせちに飽きて、朝買って行った、めんたいフランスとカレーパンを立ったままコーヒーで…

2022年の10冊

『フィールダー』古谷田奈月(集英社) 『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』井上荒野(朝日新聞出版) 『決壊 上・下』平野啓一郎(新潮文庫) 『とんこつQ&A』今村夏子(講談社) 『捜査線上の夕映え』有栖川有栖(文藝春秋) 『私のことだま漂流記…

仕事納め

朝の電車がガラガラ。ゆったり座って本が読めた。毎日こうだといいのだけれど。ポケット本は高田大介『まほり(下)』。近頃読んでいて一番楽しいのは国産のエンタメ小説で、何周か回ってまた戻ってきた感じ。仕事は半日で終わり。ようやく仕事納め。配られ…

父と娘

今年最後の平日休み。午前中、昨夜途中までやっていた年賀状を印刷してしまう。このところの忙しさもあり、肩こりがひどくてカッチカチなので、午後からスーパー銭湯に行く。平日の昼間だからか人が少なくて、大きな湯船に手足を伸ばしてゆったり浸かると、…

僕の好きな文庫本(21)

池澤夏樹『インパラは転ばない』(新潮文庫)カバー装画・杉田比呂美 解説・松村栄子杉田比呂美ジャケ本。この夏、マイクル・Z・リューインの翻訳の新刊が刊行され、ミステリマガジンでも特集が組まれた。その際、立て続けに出た三冊すべてのカバー装画が杉…

ポケットに清張

ひさびさの平日の休日。シオシオのヨレヨレだった。昨夜は、今日の仕事のことを気にせず、奥田英朗『リバー』(集英社)を思う存分読んでから寝た。寝床で読むには厚くて重すぎたが、エルピスを思い出したりしながら一気に最後まで。夜更かしの限りを尽くし…

じゃむパンとモヤモヤの日

本当は怖い助六寿司昼休み、助六寿司が配給された。巻き寿司といなりが同数の場合は、どちらから食べ始めるか悩むところだが、今日のは、迷わず巻き寿司からだ。巻き寿司スタート巻き寿司フィニッシュ。食後、一緒に配給された柏屋の薄皮饅頭を手に、茶をす…

僕の好きな文庫本(20)

佐野洋子『私の猫たち許してほしい』(ちくま文庫)カバー装画・佐野洋子犬ときたら、やっぱ次は猫でしょう。1982年、株式会社リブロポートより刊行され、1985年、集英社文庫として刊行され、1990年、ちくま文庫として刊行された、著者のはじめてのエッセイ…

僕の好きな文庫本(19)

佐藤正午『私の犬まで愛してほしい』(集英社文庫)カバー・ネモトヤスオ1989年6月25日に刊行された佐藤正午の文庫オリジナルファーストエッセイ集。今月、岩波現代文庫から佐藤正午のライフワーク的エッセイ『小説家の四季 1988-2002』が刊行された。てっき…

歩く

金曜日。代休の日。晴れてあったかい。このところ気持ちのよい小春日和が続いている。 散髪にいく。前回まではコロナのため予約の人数制限が行われていて空いていたが、今は制限を緩和したとのことで店に活気が戻っていた。相変わらず頭皮硬いですねーと言わ…

次の本へ

毎日バタバタしていて気づけば、イルミネーションとクリスマスのシーズンになっていた。相変わらず、何十年も昔の学歴自慢や女にもてた自慢、武勇伝を繰り返すおじさんには、さしすせその法則(「さ=さすが」「し=知らなかった」「す=すごい」「せ=セン…

選書フェア

今月の休みを消化するため午後半休取らせてもらう。退勤後、友人と落ち合い、昼ごはんを食べに行く。とんかつ食べたいと店に行くも、どこも混んでいて、結局デパ地下でなんか買って公園に行こうということに。私はどうしてもとんかつが頭から離れずヒレかつ…

無人島のふたり

重大発表が重大だったためしがないし、ウチんとこの政府はほんとクーポン好きすぎるし、『科捜研の女 2022』のオフィスが無印良品みたいになってた。仕事終わり、もしかしてアレでてるかなと、ちょっと足をのばして大きな書店に寄ると、あったあった。山本文…

だって今夜は土曜日の夜

月曜日が休みだったから今週は一日短いはずなのに体感的にやたら長かった一週間がやっと終わる。 仕事を終え、土曜日の夜の始まり。BTSファンのHさんとSBファンのY氏は、すっ飛んで帰っていった。だらだら買物を楽しみ、だらだら本屋で時間を過ごし、だいた…

セーターを着ると新しい季節の匂いがした。

このタイトルは『ノルウェイの森』から引っ張り出してきた。こういうキメフレーズは脳のヒダヒダの間に深く入り込んでいて、普段は意識しなくても、ふとした拍子に浮かび上がってくる。急に寒くなり、このフレーズと共に、慌てて秋冬物も引っ張り出す。ベー…

おれの軍曹

このおにぎり、ツナマヨネーズ忘れてる月末。10月から健康保険の自己負担割合が増える人々がわらわら駆け込んできて気絶しそうなほど激いそがし。 はあー、昼休みになったら本の続きが読める、仕事が終ったらまた本の続きが読めるぞと目の前にニンジンをちら…

文字ファースト

朝晩、肌寒いくらいで、熱いコーヒーがぐんとおいしくなった。毎日朝食が楽しみ。 こないだの日曜日、友人とふたりでランチを食べに行って会計する際、店員さんが私の背後を見ながら、どうぞお連れのお子様にサービスです、折り紙セットかおえかき帳どちらか…

みだれ読み読書ノート

二連休。仕事で、人と人との間に挟まって身動きがとれなくなることが続き(皆、好き放題言う、特におっさん)、こういう疲れが精神的に一番消耗するので、この連休は、もう誰とも会いたくないし、しゃべりたくもない。そんなところに台風である。まだ遠いし…

ぼくが歌集を読んでいる場所

月曜日。モトーラ世理奈のような眠そうな目をして、いつものねじ式の人のポーズで朝礼に出る。タイトルに惹かれて歌集『水上バス浅草行き』を鞄に入れ持ち歩いている。歌集や句集は、たまーに読むのだけれど、いまだにちゃんと読めている気がしない。短歌や…

こぢんまり

相変わらず慌ただしい日々。お裾分けで、今度は梨と葡萄をいただいて帰る。果物はむいたり皮出したりするのが面倒だからいらないというK君の分までもらってホクホク。そういえば父も、母が夏みかんの薄皮をひとつひとつむいてあげないと食べなくて、子供じゃ…

僕の好きな文庫本(18)

『尾崎翠』(ちくま日本文学全集)装幀・装画・安野光雅 解説・矢川澄子初めて尾崎翠の名前を知ったのは、中学生のころ。群ようこや中野翠などの読書エッセイによく出てきて、読みたいなあと思っていたのだけれど、当時、創樹社から出ていた『尾崎翠全集』は…

すいかの匂い

日曜日。盆明けの忙しさをなんとか乗り切ってようやく休日。昨日職場でもらってきた白いアミアミに包まれた立派な桃を冷蔵庫に入れ、朝食に食べようと楽しみにしていた。ここでウィリアム・カーロス・ウィリアムズである。君が冷蔵庫に冷やしてあったプラム…

お盆休み

13日から4日間お盆休み。といっても14日が日曜日なので実質的には3日間なのだが、それでも連休は嬉しい。13日の台風の合間を縫って帰省し、それまでが異様に忙しかったので実家での~んびり過ごす。実家の母が、お向かいに住む大学生高校生のお子たちから○○…

渾身の自伝的小説

毎日疲れてヘロヘロのうえに酷暑で、どうにか家にたどり着いたときには、汗で前髪がワカメのように額に貼りついて、全身ドロドロになっている。滝行を終えた後、または『マディソン郡の橋』の雨に打たれるクリント・イーストウッドみたいだ。それが昨日今日…

レモネード小説

本人や家族が感染してドタ休する同僚が続出し、勤務シフトが用をなさなくなっている。海の日の連休明けからずっと連勤で、明日やっと休みをもらえた。弁当支給日だったので、昼休みを楽しみにしていたところ、休憩時間が取れずに持ち帰ることに。箸で切れる…

梅雨 2nd season

日月と2連休。先週から梅雨のseason2が始まったと思ったら、この連休は晴れて暑さがぶり返す。夏の賞与が出て、今年も誕生日がきて、うな重とショートケーキを食べ、本を2冊買った。欲望が薄い人生は深みが足りないみたいに言われるけれど、こうして大好物の…

紙のプールでジャブジャブ泳ぐ

こんなプールで泳いでいた午前0時になるとシンデレラの魔法が解けるように、選挙の投票日は、午後8時に開票速報が始まると同時に気持ちが萎えてしまう。毎度毎度、飽きもせずきっちり萎えさせられてしまうのには感心する。どんなに萎えても、紙のプールなら…