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ヨムヨムエブリデイ

レモネード小説

本人や家族が感染してドタ休する同僚が続出し、勤務シフトが用をなさなくなっている。海の日の連休明けからずっと連勤で、明日やっと休みをもらえた。弁当支給日だったので、昼休みを楽しみにしていたところ、休憩時間が取れずに持ち帰ることに。箸で切れるヒレかつ弁当。退勤後、ちょっと歩きたくて、弁当の折詰を提げてひと駅分ぶらぶら歩く。ぬるい夜風に吹かれていい気分。途中で白くまアイスを買う。帰宅後、シャワーを浴びてさっぱりし、よく冷えた炭酸水で喉を潤し、弁当を食べて(うまい!)、最後に白くまをキメる。

ここのところ読んでいた本。先崎学『将棋指しの腹のうち』(文藝春秋)将棋のことは全然わからないが、ニュースでチラッと映る出前(将棋めし)にいつも釘付けなので、とても面白く読んだ。沢野ひとし『山のごはん』(角川文庫)山で食べると何でもおいしいよねー。夏ってことでアントニオ・タブッキ 『供述によるとペレイラは……』(白水Uブックス)をひさびさに再読。ペレイラて誰? これレモネード小説だった。

アリ・スミスが表紙に載っている「波」8月号をパラパラ。編集長の楠瀬さんの編集後記(短い文章の中にすごい情報量)をいつも楽しみにしているのだが、今月号は吉田修一の『ミス・サンシャイン』が、吉田健一小西康陽を絡めながら魅力的に紹介されている。この本、「僕が恋したのは、美しい80代の女性でした…。」という作品紹介を読み、「ケッ」と思って近寄らなかったのだけれども、読みたいリストの上位に急上昇する。