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ヨムヨムエブリデイ

抜け殻

雨模様の休日。ウイークデイは、ハイシーズンを迎えている仕事にすべてのエネルギーを搾り取られるので、休みの日曜日は布団の中で抜け殻のようになっている。いつまで続くのだろう。早く終わってほしい。でも、抜け殻でも本は読めるし、動画も見られるので、抜けても抜けてなくてもたいして関係ないように思う。
先週録画しておいた、桑子さんが沢木耕太郎にインタビューする「クローズアップ現代」と、校正者の大西寿男さんの「プロフェッショナル仕事の流儀」をこたつに寝ころがりながら見る。期待を裏切らない黒タートルの沢木耕太郎
数日前に読み始めた荻堂顕『ループ・オブ・ザ・コード』(新潮社)を読み継ぐ。これは年末の新聞書評欄の私のベスト3コーナーで、宮部みゆき、小川哲の両氏が挙げていて、このふたりが選ぶんだからそりゃおもろいだろうと手に取った。新聞とかネットでちょっとでも興味を惹かれた本はとりあえずメモしておいて、図書館に行ったときにあれば借りる。がっつり読みたい&欲しい本は買うけれど、なんとなく気になるなあというものはまず借りて読んでみる。そこからハマったり新しい世界が広がったりするので図書館は本当にありがたい。今は、やはり年末の特集で春日武彦が推していたデルフィーヌ・ド・ヴィガン『子供が王様』(東京創元社)と岩井志麻子『煉獄蝶々』(角川書店)とか、文庫新刊コーナーで紹介されていた瀬戸内寂聴藤原新也『若き日に薔薇を摘め』と団鬼六『死んでたまるか』(この2冊は文庫化される前の単行本)、他にミシェル・ザウナー『Hマートで泣きながら』(集英社)などを借りている。
家庭菜園が趣味の友人から大根をたくさんもらったので、大根おろし、大根多めのおでん、味噌汁の具などにして楽しんでいる。ネットで知ったジップロックを使う大根の簡単漬け物にハマっていて、音楽に合わせて鼻歌を歌いながら機嫌よく具材、調味料を仕込んでいるとあっという間に日が暮れる。