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ヨムヨムエブリデイ

だって今夜は土曜日の夜

月曜日が休みだったから今週は一日短いはずなのに体感的にやたら長かった一週間がやっと終わる。
仕事を終え、土曜日の夜の始まり。BTSファンのHさんとSBファンのY氏は、すっ飛んで帰っていった。だらだら買物を楽しみ、だらだら本屋で時間を過ごし、だいたい仕事終わりはだらだらしているのだけれど、土曜の夜はだらだら感に磨きがかかる。洗練されただらだら。

風呂や夕飯をすませ、深更(西村賢太のマネ)、溜まっていた動画をだらだら見る。動画も洗濯物や埃みたいにすぐ溜まる。昨夜の『孤独のグルメ Season10』からの『絶メシロード season2』は、個人的にとても好きな流れ。『孤独のグルメ』のゲストは片桐はいり。これはゲストのクセ強というか、やりすぎ回だった。これまでのやりすぎ回としては、八嶋智人岸谷五朗、かたせ梨乃、室井滋などが印象に残っている。『絶メシロード season2』はもう最終回。これを見ると車中泊やってみたくなる。でも宇佐見りんの『くるまの娘』のような緊迫感のありすぎる車中泊はいやだー。

町田康『湖畔の愛』を読み終える。相変わらずの町田節に時々吹きだす。特に「雨女」が好きだった。えっ、恵子さんどうなっちゃうの?とめちゃハラハラした。他に金原瑞人『翻訳はめぐる』(春陽堂書店)を読んだ。柴田元幸岸本佐知子など訳者から入る本もあるが、ことさら意識せずに読んでいた本が、えっ、あれも?これも?金原瑞人訳だったの?となることが多い。こないだ読んだカミーラ・シャムジー『帰りたい』(白水社)もそうだし、新潮文庫サマセット・モームや、岩波少年文庫のホラー短編集なども。『翻訳はめぐる』は横書きの絵本を縦書きに訳す(その逆も)際の苦労とかいろいろ興味深かった。