二連休の二日目。初日の昨日は疲労がピークで寝て過ごした。今日は友人と昼ご飯(とんかつ、うまかった)を食べ、紅茶とケーキで休憩しながら『VIVANT』の話などをだらだらし、日没前に解散。相変わらず昼間は暑いけれども今週後半から気温が下がる予報なので期待しよう。
帰りに大きな書店に寄る。久しぶりだから棚の間を歩くのが楽しい。岩波文庫の左川ちか詩集を買った。昔から詩をうまく読めなくて苦手意識があるのだが、なにしろ792円だから文庫ラヴァーとしては買わずにはいられない。笙野頼子の母の発達がアケボノノ帯とカップリングで岩波現代文庫に入っていた。
以前からファンであるノンフィクション愛好家のurbanseaさんが、梯久美子『この父ありて』の石垣りんの章を読んで石垣に興味を持ち、岩波文庫の『石垣りん詩集』を買い、帰宅後に毎日朗読し、その後中公文庫から出たばかりのエッセイ集『朝のあかり』を読み、石垣りんを座右の書にするようになったと何かに書かれていた。『石垣りん詩集』を玄関に置き、帰宅後に毎日立ったまま、少しずつ朗読を続けるうちに読み終えたというところがかっこよかった。私も『左川ちか詩集』を玄関に置いて毎日朗読しよう。さっそく最初の「昆虫」を朗読してみる。うーん、よ、よくわからん。川崎賢子による解説を先に読むことに。
王谷晶『君の六月は凍る』を読んだ。タイプのちがう2作が収められているが、私小説的な「ベイビー、イッツ・お東京さま」がよかった。