二連休の初日。昨日までが忙しすぎたのでずっと寝ていたいが、友人との約束があるのでエイヤッと起きてのろのろ支度して出かける。ついこの間まで布一枚の半裸状態でうろうろしていたのに、もう今日は、カッコかわいい大人の甘辛ミックス秋コーデ（どんなコーデ？）だ。どこも人が多いので、デパ地下でなんか買って芝生の公園で食べることに。灰色の雲間から薄日がさすまあまあのピクニック日和。メルヘンのサンドイッチや飲み物を提げてぶらぶら歩いて行く。やっとぶらぶらが戻ってきた。夏はふらふらだった。濁点が夏から秋へバトンタッチされた。
明日は雨予報なので籠れるように食料を買い込んで帰る。モンブランとシャインマスカットのショートケーキも買いホクホク。TVerでラグビーを見ながら、テレビでバレーを見るも、結局どちらにも集中できずにとっちらかったまま試合終了。二兎を追う者は一兎をも得ずというのはこのことかと思った。
ヨルン・リーエル・ホルスト『疑念』（小学館文庫）を読んでしまう。警部ヴィスティングシリーズ内の〈コールドケース四部作〉の最終作。第三作『悪意』を最初に読んで面白かったので、一作目から順番に読んだ。地味だけど好きなシリーズ。
肌触りのよい綿の毛布にくるまって本を読むのってこんなに気持ちよかったんだな。凶暴な夏に散々痛めつけられたせいで、色々いいことを忘れていた。夜になって雨がぱらぱらし始める。
