y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

それいります?

日曜日。やっと休み。午前中、雨。窓の外の木々の緑が濃くてつやつやしている。

昔から炭酸飲料が大好きで、コーラやサイダーを浴びるようにぐびぐび飲んでいたが、シュワシュワしてさえいれば何でもいいのだということに気づいてからは、無糖の炭酸水を愛飲している。ずいぶん健康的になった。いちにーサンガリアの伊賀の強炭酸水や、サントリー天然水スパークリングに浮気しつつ、今はウィルキンソン赤ラベルに落ち着く。このたび「日本コカ・コーラ史上最強炭酸」が謳い文句のICY SPARKという新商品が出たので期待し購入し、さっそく飲みながらラベルをみると、原材料名:炭酸、酸味料、塩化Caとあり、ええっ、それいります?と思わずシンシンの口癖がでてしまった。結局シンプルなウィルキンソンに戻る。何を試しても必ず基本に戻るの法則。

dancyuの7月号を繰っているとハンバーガーやホットドッグを食べたくてたまらなくなる。「のむよむ。家飲み派のためのブックガイド」が毎号楽しみなのだが、今月号は、遠野遥と吉本ばなな、先月号は、滝口悠生江國香織、その前が、高山羽根子吉田篤弘と、なんかいつも絶妙な人選。先日読んだ西村賢太の日記にもこの連載のことが言及されていた。ちょうど一年前の号だ(肉料理の特集号)。

 帰室後、届いていた『dancyu』七月号を開く。随筆所載号。一人飲みの際のお薦め本として三冊を挙げたが(藤澤清造二冊、田中英光一冊)、その書影がイラストであるのが素晴らしい。新鮮、かつ味わいのある好発想。これはもう一冊を別途購入して、拙文所載保存の段ボール函と、六畳間の清造参考文献棚とにそれぞれ納めることとす。『一私小説書きの日乗 堅忍の章』(p.256)


明日はちょっと早めに出勤して、朝マックドトールのジャーマンドックを食べていこう。