あのふたり様子が変

今週明けは、暖かいを通り越して汗ばむ陽気だったが、また冬に逆戻り。仕事終わり、夜の空気が冷たく澄んでいる。満月がきれい。スノームーンとか言ってた。いろんな名前があるもんだ。明日が休みなので、ゆったりした気分で空を見ながら、ぶらぶら歩いて帰る。赤く点滅する航空障害灯と満月のセット、ずーっと見ていられる。

コートのポケットには、筒井康隆『ヨッパ谷への降下 自選ファンタジー傑作集』(新潮文庫)。
瀧井朝世編『ほんのよもやま話 作家対談集』(文藝春秋)の藤野可織&松田青子の回で、筒井康隆の短編「あのふたり様子が変」について「死ぬほど大好き!」「私も死ぬほど大好き!」と意気投合していて、このお二人が死ぬほど大好きってどんな話なんだと興味津々だったが、この短編、たしか昔読んだことがある。でも気持ちいいほど覚えていない。で、これが収録されている『最後の伝令』(新潮文庫)を本棚に探したが見つからず、代わりに『ヨッパ谷への降下 自選ファンタジー傑作集』にも収録されていたので、こちらを読むことにした。下ネタ満載の「薬菜飯店」、「エロチック街道」、「九死虫」、「秒読み」、「あのふたり様子が変」、「ヨッパ谷への降下」、筒井康隆の短編を読むのは久しぶりで、ちょっとした時間にコートのポケットから取り出して読み継ぐのがめちゃんこ楽しかった。

そんなところにタイムリーというか、「波」3月号の特集:筒井康隆×松浦寿輝の往復書簡を興味深く読む。松浦寿輝『わたしが行ったさびしい町』と黒川創『ウィーン近郊』を読みたいな。PR誌の趣旨通り、がっつりPRされまくってしまった。