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ヨムヨムエブリデイ

夜の梅

コーヒーと昨夜の残りの桜餅の朝食。コロナウィルス騒動で職場は大混乱。もうほんとに誰にも何にも振り回されず、自分のペースで右のものを左、上のものを下へ動かしたり戻したりするだけの静かな日々を送りたい。休憩や仕事終わりに読みさしの本を開く時間だけを楽しみにしてる。エリック・マコーマックの『雲』読み終える。最後にでてくる「斧」が怖すぎ。ナイフや銃ではない「斧」の怖さ。

帰り、最寄り駅近くの書店で何か軽く読める文庫でもと、長嶋有『俳句は入門できる』(朝日新書)と柴崎友香かわうそ堀怪談見習い』(角川文庫)を買い、PR誌を何種かもらう。かわうそ堀は単行本がでてすぐ読んでいるが、また読みたくなって。文庫本はまた格別。怖い話大好物。3年経つといい具合に忘れている。柴崎友香の文庫は背表紙がだいたいイエロー・オレンジ系に揃えられているのだけれど、角川文庫のピンクは柴崎さん的にはどうなのだろう。一応暖色系なのでOKという感じなのかな。
小説以外では、伊藤亜紗『記憶する体』(春秋社)、稲泉連『宇宙から帰ってきた日本人』(文藝春秋)を読んだ。

昼間、とらやのミニ羊羹詰め合わせの到来物があり、同僚からどれがいいかと訊かれたので、どれでもいいよ残ったのでと答えると、じゃあ私がぴったりのを選んであげます、じゃーん「夜の梅」うふふ~エロい~と渡されたが、何がうふふ~なのだろうか。おいしかったけど。