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ヨムヨムエブリデイ

ぷしゅー

また月曜日が来た。一週間に月曜が3回あるような感覚。雲の間から青空がのぞく。
仕事でたまたま近くに来ているから何か食べない?と友人から連絡があり、仕事終わりに落ち合う。餃子を食べて、ビールを飲んでぷはーっ!としたいとのリクエストで中華屋へ。自分はチャー餃を頼む。この友人は、村崎ワカコの「ぷしゅー」にはほんっとイラッとさせられるそう。「ぷはーっ」とか「カアーッ」とか言ってほしいと。大切なお知らせが大切だったためしがないだのブーブー話してコーヒーを飲んで別れた。
帰りに本屋をのぞくと、10日頃発売予定と予告されていた『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』がもう並んでいて、ハズキルーペをお尻で踏んずけた人みたいにキャッと飛び上がってしまった。レジへ直行。大興奮して入手した本を実際読んでみるとそれほどでも……となることも多いのだけれど、目当ての本を見つけて嬉しくてたまらずレジへ急いだ記憶はずっと残るものだよな、と思った。『見仏記 道草篇』を読みながら帰る。そしてなんでいまこれなのか謎の、吉村昭羆嵐』(新潮文庫)を読み終えた。「おっかあが、少しになっている」