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ヨムヨムエブリデイ

はるみときよみ

昼間は晴れて暖かかったが夜には雨。仕事はやや落ち着いてきた感あり。昼休みに同僚が「はるみ」が来たー!と騒いでいるので、えっ、はるみって誰?ボスの愛人?スナックのママさんかなんか?と思っていたら、みかんのはるみがどこかから届いたということらしかった。ひとり3個ずつ配給されてさっそく1個剥いて食べる。甘くて香りがよくておいしい。春の香り。

Webでも考える人の小山田浩子の「小さい午餐」が更新されていたので、ヤッホーと読み始める。今回はラーメン屋でラーメンを食べたってだけの話が、例によって改行少なくみっちり書き込まれていて、これが面白い。いろいろ複雑な注文を済ませたあと、岩波文庫の『失われた時を求めて 5 ゲルマントのほうI』を読みながら待つところなんか、ラーメン屋でプルースト!って思うのだけど、そのあとに「なんとなく場違いなような気がするがこの本が場違いでない場所だと私自身が場違いな気がする」と書くところとか、「ありがとうございました、ましたー、マシターァ」が何度も出てくるところとかよかったな。

特に猫好きというわけではないのだが、この数日間に放送された、ネコメンタリーの村山由佳養老孟司、岸政彦編をまとめて見て思っていた以上にグッときてしまった。岸政彦編のバックに流れていたマーラー5番が耳に残っていて、ずっと聞いている。