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ヨムヨムエブリデイ

ままならない

前回から一週間ちょっとの間に、ハロウィンが終わり、11月が始まり、日本シリーズが終わり、イルミネーションが点灯された。目の粗いざるからスルスルこぼれるように時間が過ぎてゆく。
快晴の連休初日の昨日、紅葉を見にドライブに出かけた。山を少し歩き、深呼吸して、サンドイッチやおにぎりを頬張り、コーヒーを飲む。空も紅葉も色鮮やかで、すべての輪郭がくっきりしていた。気持ちも体も緩みきった一日は、目の粗いざるの上にしばらくとどまっていた。
時々小雨の降る今日は、家にこもって休養日に。カレーを作る。おいしくできた。しばらく記録していなかった、ここのところ読んだ本。
山崎ナオコーラ『偽姉妹』(中央公論新社ラストでこの間読んだ『最初の悪い男』をちょっと連想した。原田宗典『やや黄色い熱をおびた旅人』(岩波書店)『〆太よ』(新潮社)2冊ともスピンが黄色。高山羽根子『オブジェクタム』(朝日新聞出版)『うどん キツネつきの』も読もう。ポール・オースター『インヴィジブル』(新潮社)オースターの本はなぜか寒い季節に読みたい。あまり好きな話ではなかったが一気に読まされた。沢木耕太郎『銀河を渡る 全エッセイ』(新潮社)『路上の視野』『象が空を』に続く25年ぶりの全エッセイ集。少しずつ読んでる。なんだかんだ言ってもやはり読んじゃう沢木耕太郎
古い本も読みたいのだけど、全然追い付かないよ。でもこのままならなさも含めて楽しいからいいのいいの。