y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

チャッカマン

土曜日は基本的に休めないので、3連休の恩恵にあずかれることはほとんどないが、2連休だけでも十分嬉しい。昨日は、映画見て、カレーを食べて、ケーキも食べて出ずっぱりだったから、今日は一日本を読んだりMステを見たりしてだらーんと過ごす。午後、食料の買い出しに。

スーパーや書店やホームセンターなどでよく店員に間違われるのだが、今日も中腰で一番下の棚のお菓子を選んでいたら、白髪のご婦人から「チャッカマンはどこですか?」と訊かれた。自分が場所を知っている物だったら教えてあげるのだけど、さすがにチャッカマンの売場まで知らないので「すみません、この店の者ではないので」と言うと「あらあらあらごめんなさいね店員さんかと思ったものだから」とものすごくばつが悪そうな顔して超高速ムーンウォークであとずさって行った。まさかチャッカマンなどというトリッキーなものがくるとはね。申し訳ないことをした。それにしても店員顔、というか店員オーラが出ているのだろうか。むしろオーラがなさすぎて店に溶け込んでしまっているのかもしれん。気を取り直して秋刀魚や大根などを買って帰る。
夕ごはんは、味噌汁と秋刀魚の塩焼き、大根おろしスダチをキュッと絞って、ごはんを3杯も食べた。秋刀魚はこの秋、初。東を向いてわっはっはと笑って食べた。

今月、小山田浩子の『工場』がやっと文庫化された。これで小山田浩子新潮文庫は2冊目なので、背表紙の色が決まる。で、その背表紙は「限りなく黒に近いグレー」だった。これ以上小山田浩子の文庫の背表紙にぴったんこの色ってある? ワイズベッカーの表紙にもしっくりくるし、『穴』の背表紙がこの色になったら、表紙から背表紙まで黒がつながってかっこいいよ、きっと。あまりにも合ってて自然だったので、あ、そういえば今回から色が着いてるんだったと思い出し、今頃になって確認した次第。黒つながりで、相撲は黒いまわしの竜電推しです。