y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

スイッチON

朝、出勤のタイムカードを押すのと同時に心のスイッチをOFFにして、退勤時に押すのと同時にONに戻すのが習慣になっているのだけれども、今日は、長くてしんどい一日を終え、帰りにタイムカードをガッシャン!と押したとたん、頭の中で花火が炸裂し、噴水がしぶきを上げ、ミラーボールまで回りだすような気持ちであった。カレーをもりもり食べ、甘いアイスチャイを飲んでひと息つく。
傘をさして本屋まで。新刊コーナーに吉田篤弘『神様のいる街』があり手に取ってパラパラする。前に出た『京都で考えた』と『金曜日の本』とこれの三冊を合わせて一冊でいいんじゃないか、とか言ってはダメですね。ごめんなさい。なにか文庫でも一冊買いたいなと思い、吉村萬壱『ヤイトスエッド』(徳間文庫)を選ぶ。カバーはおかけしますか? お願いします。ササッと巻いて輪ゴムでパチンと留めて渡してくれる。何度繰り返してもいいなあ、この感じ。PR誌もらう。また傘をさし、駅まで歩き、カフェオレを飲みながら『それまでの明日』を2/3程まで読んでから帰った。どうしてハードボイルド作家は著者写真に煙草を持って写るのだろう。