y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

一日一篇

ツクツクボウシが鳴き、夜には虫の声が聞こえ、夏も終わりの気配、と思っていたら暑さがぶり返す。毎日疲れる。

本の雑誌」の9月号をパラパラしていたら、61歳の女性の出したお便りのところで手がとまる。その人は、トーベ・ヤンソンのファンで、31篇の短篇が収められた『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』を1日1篇ずつじっくり味わいながら、ちょうど1ヶ月で読み終えたのだとある。本当に楽しんで読んでいる様子がうかがえるのがよかった。
31篇をジャスト1ヶ月でというのが素晴らしいではないか。じゃあおまえも31篇を1ヶ月で読めばいいじゃないかと思われるかもしれないが、私にはきっと無理だ。7篇入った短篇集を1日1篇ずつ1週間で、とかならできそうだが、31篇となると、今日のは短いからもう1篇読んじゃえ、さらにもう1篇とどんどんエスカレートして1ヶ月ももたないと思う。抑制がきかない。車を運転していて、青信号になったら真っ先にスタートしないと気がすまない性格がこういうところに出てくるのか。

友人からまた茄子をもらう。焼きなす、茄子の煮浸し、麻婆茄子など茄子一択。五郎さんのように白飯の上に麻婆茄子をかけてかきこむ。おいしい。初梨も食べる。『ブラック・チェンバー・ミュージック』、『LAフード・ダイアリー』、『養老先生、病院へ行く』を読んだ。