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ヨムヨムエブリデイ

僕の悪い癖

10日から9連休となる企業も多い(うちは関係ないが)とかでやたらと忙しい週。昼抜きだったので帰りにとんかつ。
カバンに入れていたPR誌らにざっと目を通す。「ちくま」8月号の荒川洋治加藤典洋さんの文章」が印象に残った。太宰治賞選考会で他の選考委員がまったく評価しなかった作品に加藤典洋だけ高得点をつけて結局それに押し切られるかたちで受賞作に決定したことが書かれている。この作品は何だったのだろう。そんな細かいことが気になってしまうのが僕の悪い癖。錦見映理子「リトルガールズ」の加藤典洋の選評に「むろんほかの委員から指摘された、語りの安易さなども否定できず、今後、筆の滑る危うさも大きいのだが、しかし、今回は黙らず、ひときわ大きな声をあげて、この作品をゴリ推しした。『太宰治賞2018』p.13」とあるので、たぶんこれじゃないか。ゴリ推し。
Webマガジン「考える人」の雑貨的観点から村上春樹について語る、三品輝起 「ふたりの村上」も面白かった。このサイトは、自分好みの魅力的なコンテンツが多い。岸政彦の「にがにが日記」なんて楽しみでしかたないのだが、たまにしか更新されないのがまたいいのかもしれない。

友人から浅草の方で買ったというデカいボトル入りの柿の種をもらった。テレビなどを見つつ、柿柿柿ピー柿柿柿ピーとやっていると永遠に止まらず、これはヤバいと思い、隣のキッチンにある棚の一番上にわざわざ避難させるのだが、またすぐに取りに行って柿柿柿ピー柿柿柿ピーが始まってしまう。結局、立ったり座ったり部屋を何度も往復しながら柿の種を食べ続けている始末。