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ヨムヨムエブリデイ

巨大なレディオ

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「最近さあ、例のやつ、やんないの?」「例のやつって?」「地下鉄銀座線っていうか林家木久扇っていうか蝋梅っていうかそんな感じの例のアレ」ともちろん誰も言わないが、ひさびさにそんなアレをやってみた。ジョン・チーヴァー『巨大なラジオ/泳ぐ人』(新潮社)。2段組で改行少なめ、文字がみっちり詰まっている一冊。

先週は、正月明けと繁忙期と同僚複数の病欠(風邪蔓延中)が重なり、とんだ一週間だった。からのこの2連休はうれしい。昨日はボロボロの体をどうにかしようとスーパー銭湯へ。骨まで軟らかくなるまでたっぷりの湯につかり、湯上りに飲む冷えた炭酸のうまさよ
体を冷ましながら東直子短歌日記2007 十階』(ふらんす堂)をぼんやり読む。以前からふらんす堂のサイトの短歌日記シリーズを愛読しているが、今年から東直子さんがつぶやき始めた短歌日記2019も楽しみで、懐かしくなって旧著のこれを読み返しているところ。歌集や句集の自分の読み方にはまだどこか身構えてる感があり、読み方もなにもただ読めばいいだけだよと言われるかもしれないが、散文を読むようにナチュラルには読めない。この短歌日記シリーズは短歌に添えられた日記部分を読む楽しみもある(たぶんそっちのほうが強い)ので、あまり歌集ということを意識せずにいられるのかもしれない。昨年の九螺ささら『神様の住所』も短歌と散文の共演がとても面白かった。

今日は一日寝たり本読んだり。昼はネギ、もやし、玉子入りラーメン。萬平さんも早くラーメン作ってほしい。夜は麻婆豆腐。斎藤美奈子『日本の同時代小説』(岩波新書)、小池昌代『影を歩く』(方丈社)、橋尾歌子『それいけ避難小屋』(山と渓谷社)を読んだ。