y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

プリズムのシーズン

雨明け。夏到来。連休は友だちのお姉やんのライブに誘われ、そのまま友人宅に泊まり、翌朝まだ青みの残る街を抜け、モーニングを食べて帰った。帰って眠るだけのために食べるモーニングは、これから一日が始まるときに食べるモーニングよりムダな感じがしていい。だらだらトーストやサラダを食べ、だらだらコーヒーを飲み、まっすぐ帰るのもアレなんで、コンビニでだらだら立ち読みなんかをして、ガリガリ君をかじりながら歩く。蝉も早起きさんだ。
紙のブルーが夏っぽい『&Premium』9月号は「サマーライフ。特集」で、<夏だからしたい、50のこと。>の50のうちのひとつに「サーフィン小説にテイクオフ」なんてのがあって、てっ、テイクオフですって。片方の口角が歪む。『週刊文春』の平松洋子さんの連載「この味」のイラストは、ずっと水丸さんのでいくのかなと思っていたところ、先週号から山口晃に変わった。本文を読んだあと、イラストも熟読することになるので、一粒で二度おいしい。
生のころから愛用していたCDウォークマンが壊れてしまい、iPodがあるからもういいかなとずるずるきていたんだけれど、ポイントもたまっていることだしと、新しいのを買った。CDをとっかえひっかえして聴くのがもう楽しくって、やはり買ってよかった。
ール・オースター『闇の中の男』、トーベ・ヤンソン『旅のスケッチ』を読む。ブックオフでアイドルグループが胸キュンカバーした「踊ろよ、フィッシュ」が流れてきて、思わず聴き入ってしまった。