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ヨムヨムエブリデイ

クローバー&ミツバチ

スーパー冴えない日用

朝から頭痛がして、何をやっても裏目に出る冴えない一日。冴えない度が増すほど読む本も、長編→短編→エッセイとだんだん短くて軽いものになってくる。エッセイを読むことが多いのは、いつも冴えてないからかも。今日のようなスペシャルに冴えない日は、ベッドに寝ころんで枕元に積んである、ハンドブックや角川文庫の読書の快楽シリーズやベスト本などを気まぐれにぱらぱら眺めるのが一番だ。読むたびに新鮮。
ついでに、『図書』の臨時増刊「岩波文庫私の三冊」もぱらぱらと。角田光代江國香織三浦しをん坪内祐三など普段読んでいる人が何を選んでいるかが気になる。小池昌代セレクトの『対訳 ディキンソン詩集―アメリカ詩人選〈3〉』 (岩波文庫)を読みたくなり本棚から発掘。
エミリー・ディキンソンは、映画『ソフィーの選択』で初めて知った。メリル・ストリープケヴィン・クラインの図書館での出会いのシーンとラストでディキンソンの詩が効果的に使われていた。一度ザーッと読んでそれっきりだったのだけれど、今度はじっくり読もう。アンケート本を読むと思わぬ本を手にとることになるのが楽しい。この『図書』の臨時増刊号もこれから繰り返し開くことになるんだと思う。枕元本に加えよう。