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ヨムヨムエブリデイ

新しい町

近頃、眠くて眠くてしょうがない。定期的に眠い期がやってくるのだが、今回は、春からずっと蓄積していた疲労が、暑さで一気に噴き出したように思われる。仕事から帰って食事、入浴を済ませてそのまま横になり、午前0時頃に一旦目覚めて本格的に寝直す日が10日ぐらい続いている。ヨムかネルかシゴトイク日々。まあ読んで寝られるのでだいたい上機嫌だが。

読んだ本。香山リカ『61歳で大学教授やめて、北海道で「へき地のお医者さん」はじめました』、吉本由美 田尻久子『熊本かわりばんこ』、椎名誠『続 失踪願望』、三浦しをんしんがりで寝ています』、クォン・ナミ『翻訳に生きて死んで』。サクサク読めるエッセイ多め。

香山リカの本を読んでいると、どこか別の土地で仕事を始めるのもいいなあと思ってしまう。昔から転勤族にあこがれているのだと、実際転勤族の相手と結婚した大学時代の友人にいうと、そんな気楽なもんじゃないよ、子どもの学校のこととか、引越しとか大変なんだからーといわれるけれども。
今の職場は、日本全国への転勤はないが、系列の支所のような勤務先への小規模の異動があり、その異動で、新しい町に行けるのが楽しみなのである。初めは、よそよそしかった町が、使う路線に慣れてきて、本屋、古本屋、パン屋、コンビニ、スーパーなど行きつけの店が増え、近道や抜け道も知り、少しずつ馴染みながらその町のプロになってゆく。プロの町が増えると、「土地鑑のある者の犯行」の事件が起きた際、容疑者リストに入れられることも増えるかもしれない。