桜が満開を迎え、新年度で仕事が立て込んで大混乱なのに、今年はそれどころではなかった。では何どころだったのかというと、車どころでした。
桜が開花するかどうかと騒がれていた先月の中旬に車はやってきた。家で車が納車されるのを受け身で待っていると、1万いくらか余分に取られるので自ら迎えにいった。あれこれ思い出にひたりながら、古い車を運転して車屋へ走る道中がまたよかった。センチメンタルなラストドライブ。
新車の説明を受け(スイッチ多すぎ!)新しいキーを受け取る。希望ナンバーを取得するには、これまた1万いくらかかかるので、もう何も決めたくなかったこともあり、どんな番号でも受け入れますと言っていたところ、ゾロ目的ないい感じのナンバーをあてがわれていた。天に任せて正解だったなと思った。新しい車のハンドルを握る帰り道のなんともいえない緊張感と高揚感。
それからは、寝ても車、覚めても車、付き合い始めのカップルみたいにいつも一緒にいたい。3月の3連休には友人を誘い、レクチャーを受けながら車中泊してみた。車中泊、楽しい~。今年は車中泊しながらあちこち巡りたい。が、石油はどうなるの?
たまの休日は、近場にドライブして、シートを倒して本を読んで帰ってくる。家に帰り着いても車から降りたくなくて1時間ぐらいまた本を読んだり、だらだらしたりして過ごす。
この間は、綿矢りさの『グレタ・ニンプ』を
ウッ、ププププッ、ププッ!
と笑いをこらえつつ車中で読み終えた。スカッとした。
3月に読んだ本。戌井昭人『おにたろかっぱ』、綿矢りさ『激しく煌めく短い命』、クレア・キーガン『あずかりっ子』、ハン・ガン『光と糸』、椎名誠『続々 失踪願望。 病み上がり乾杯編』、落合恵子『がんと生ききる』、平松洋子『本は誰かを連れてくる』、養老孟司 中川恵一
『病気と折り合う芸がいる』など。
もし今のイラン情勢がわかっていたら、車買い替えなかっただろうな。1ヶ月の差で運命が別れてしまった。