
翻訳家の高橋茅香子さんのブログ「ヴァシュリ通信」のなかの、一日分が98字の日記を毎日続ける「98字日記 – ひとりのときに」を愛読しているのだが、今年はこのスタイルを真似して、短くてもいいので毎日更新するぞ!と意気込んでいたところ、気づけばもう半月が過ぎていた。昨年の今頃は、病院のベッドの上で身動きがとれなかったことを考えると、今年はなんと平穏な年末年始であることか。
年末から読んでいた、いとうせいこう、みうらじゅん『見仏記 三十三年後の約束』を年始に読み終え、新幹線の車窓から雪のちらつく冬景色を時折ぼーっと眺めながら『コンパートメントNo.6』を読んだ。グアダルーペ・ネッテル『一人娘』は、昨年読んでいたら、2025年の10冊に入れていたと思う。谷崎由依『百日と無限の夜』といい、女性にとっての妊娠出産そして育児は本当に大変なことなんだ。伊東順子『わたしもナグネだから』はまだまだ知らないことだらけで勉強になる。
前よりは少し長い距離を歩けるようになった。キーンと冷たい空気のなかを、マフラーに顔を埋めて歩くのが気持ちよい(といえるのは豪雪地帯の苦労を知らないからだが)。リュックに読みかけの本を入れていて、疲れたら、甘いものと温かい飲み物で休憩して本の続きをめくる。そんな時間を楽しんでいる2026年の始まりです。遅くなりましたが、本年もよろしくお願いします。