
近頃受け取った郵便物のなかで最も目を惹かれた切手です。赤い郵便バイク、たった二色の色使いに数字の110がキマり、シンプルでしゃれている。
とうとう梅雨入りした。人混みを歩くときまだ不安で杖を持っているのだが、雨が降ると、杖と傘という長い棒状のものを両手に持たねばならず、滑って転倒しないように注意しなければならず、かなり疲れる。こんな苦労があるなんて知らなかった。
前から読もう読もうと思いながら読む機会を逸していた橋本倫史『観光地ぶらり』を読む。ちょっと前に第10回「斎藤茂太 旅の文学賞」を受賞して、椎名誠が「日本を改めて見直す機会をつくってくれた」と評しているのを目にしてこの本のことを思い出し手にとった。橋本さんは、以前はてなブログに日記を公開していて、毎日楽しみに読んでいたが二年前から更新がストップしていて残念である。今はinstagramの写真とそれに添えられた短い文章を楽しんでいる。
橋本さんが同居している知人に原稿を読んでと頼むと「エモくて疲れる」といつも言われて、それは湿度なのだろうな、自分でもセンチメンタル過剰だなと思う、と書いてらしたが、私は橋本さんの文章の湿度とエモさがたまらなく大好きだ。「ドライブイン」と「古本屋」以外の読みそびれていたものも読まねばと思う。
一人の作家を遡って読みたいときは、図書館が便利。ここ最近は、『受け手のいない祈り』を読み、朝比奈秋を遡っている。本を買って印税に貢献してくれよと言われるかもしれないが、書店で在庫がないとき、注文して届いた頃には、読む気が失せていたりして、読みたいときにそれがすぐ目の前にあるというのは強力だ。『私の盲端』を読み、今は次の『植物少女』をカバンに入れている。