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ヨムヨムエブリデイ

待合室でミステリ

たて続けに仕事関係の葬儀があったり、友人が事故で緊急入院して、仕事終わりや休日に付き添ったりしていたら、あっという間に11月後半が過ぎ、12月になっていた。
友人はしきりに、すまない申し訳ないというのだが、付き添いは、ずっと本を読んでいられるから全然大変じゃない。検査や処置待ちの時間に、日当たりの良い喫茶コーナーで、ご自由にどうぞと書かれたコーヒーや紅茶を啜りながら、サイモン・モックラー『極夜の灰』や、陸秋槎『喪服の似合う少女』を読んだのはとてもいい時間だったな、と思えるのも、自分が痛い苦しいつらいの当事者ではないからだけれども。
ちょうど「ミステリマガジン」で今年のミステリランキングが出たばかりで読みたい本が渋滞している。こういったアンケート集計型のランキングの楽しみは、ガッツリ上位に食い込む鉄板ものより、少数の人しか選んでいない下位の地味な作品を見つけて読むことだ。
今日は、金曜日に退院したばかりの友人と買物に。味の濃いジャンクなものを無性に食べたいというので、ラーメンと餃子を食べ、おやつにたこ焼きを。いろいろ一段落して一安心。どうか師走は穏やかに過ごせますように。