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ヨムヨムエブリデイ

2022年

31日から2日まで帰省した。年が明けてから第6波が始まったっぽいので、またしばらく帰れなくなりそうだ。ひさびさの実家は、母のやりたい放題(自由奔放、わがまま、すぐキレる)がさらにパワーアップしていた。父の両親と同居していた頃の母が、つねに家族の顔色をうかがい、やりたいこともできず、言いたいことも言えず、奴隷または家政婦または女中のように家のことをさせられていたのをずっと見てきたから(おかげで結婚願望ゼロに)、もう我慢しなくてもいいんだねと感慨深い。そんな母にイラッとしたりカチンときたり、激しい口論になることもあるけれど、我慢しない母を見るのは痛快だ。もっとやりたい放題やっちゃえよ、と思う。同居時代にそれができたらよかったんだけどね。最近気に入ってヘビロテ中だという藤井風の流れる母の車で買物に行き、母の押すカートに、これ買ってもいい?うんいいよとポンポン品物を放り込んでいると子供の頃に戻った気分になる。でもたぶん、子供を演じているのだろうな。

4日、仕事始め。朝礼で今年の抱負を順番に言わされる。ねじ式の人のポーズで、すごいことを言っているようで何も言っていない小泉進次郎方式でなんとか切り抜ける。毎年恒例のボスからのお年玉、2000円。これまでは、西暦の端数の20円とか21円とかと一緒に入っていたが、面倒くさくなったのか、それはなし。いつだって大人になってもらうポチ袋に入ったお年玉にはホクホクする。休憩時間にこれまたひさびさにお土産の萩の月を食べる。ああ、やっぱりおいしい萩の月。その後、地獄のように忙しくなる。
年末年始に読んだ本。木村紅美『あなたに安全な人』(河出書房新社)←サトウのごはんがでてきた、白岩玄 山崎ナオコーラ『ミルクとコロナ』(河出書房新社)。