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ヨムヨムエブリデイ

しつこく納豆二パック

相変わらず仕事に振り回され口内炎までできてしまう。痛い。夏ミカンを食べると罰ゲームのよう。
空き時間に、西村賢太『一私小説書きの日乗 堅忍の章』(本の雑誌社)をちびちびと。同じ繰り返しで飽きたみたいな感想を見かけたが、日記ってそういうものではないだろうか。晩酌後、お決まりの納豆二パック。日記は、このお決まりの積み重ねが楽しい。本の雑誌の最新6月号の日記には、ラストに「納豆一パックと白ご飯」が登場したけれど、やはり納豆二パックでないとね。真梨幸子酒井順子藤野可織をお好きなようなのも意外な感じでいい。

本屋に寄り道。文庫新刊コーナーで、松田青子『女が死ぬ』(中公文庫)が目にとまり、あれ?これ文庫オリジナル?と思ったら、『ワイルドフラワーの見えない一年』に数編のおまけと著者一言解説が付いていた。帯に〈「女らしさ」が、全部だるい。〉とある。ホントそれや! 世の男性は(と一括りにしたらいけないですね、私の周囲にいる男性限定)は、家庭でママがやってくれていたこと、炊事、洗濯、掃除、雑用などは、すべて妻や恋人や妹や職場の女がやってくれると思っている。やってくれるというか、やってあたり前。たまーに本人が食事の用意をしたりすると、あくまでも手伝うというスタンスで、これみよがしに、ドヤ顔でやった感をアピールしてくる。褒めて褒めて、と。それこそやってあたり前だ。SNSなどを見ると、時代が前に進んでいるような印象を受けるけれども、自分の周りはなーんにも変わっていない。そんな何もかもがホントに、全部、だるい。だるだる~。