y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

次頁の影

f:id:yomunel:20190816071828j:plain:left実家への帰省プレイ無事終了。暑いし、天候は荒れているし、人は多いし、こんな日はできれば自分のテリトリーでのんびり羽根を伸ばしていたいのだけれど、母が楽しみに待っているので、プレイと思って重い腰をあげる。友人は「夫の実家に帰るの地獄! 自分の実家に帰れるの羨ましい~」と言うし、数年前にお母さまを亡くした職場の先輩は「もう帰りたくても帰るところがなくなっちゃったよ」と悲しそうに言うので、まあありがたいなとは思うのだが。

最近特にその傾向が強くなった、すぐキレて駄々をこねる母をおろおろなだめながら、思春期のころ反抗しまくって、ろくに口も利かず、ドアなんか力まかせにバンバン閉め、階段もわざと乱暴にどすどす足音をたてて昇り降りしていた自分を思い出し、なにかいろいろ帳尻が合うようにできてるんだなと少し可笑しくなった。相変わらず胃袋のキャパシティオーバーの母の自慢の手料理責めにあう。残りをどっさりタッパーに詰めて持たされ、例の東海林さだおのおばちゃんの姿で戻ってきた。背中のリュックなんて石地蔵が入ってるんじゃないかと思った。

この東海林さだおのおばちゃんの後ろに次のページ(あるいは前のページ)の文字の影がうっすら透けているのがわかるのだけれども、これを見てちょっと前の「プレバト!!」でフルポン村上が詠んだ句を思い出した。

行間に 次頁の影 夕立晴

俳句はよくわからないなりに、この句は好きだなと思った。まあおばちゃんの後ろだとロマンチックもなにもないが。
それはともかく、あと2日がんばれば、日曜日。