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ヨムヨムエブリデイ

真夏日

今の勤務先は4週8休制で、数字の上では週休2日と同じことらしいが、今月のように連休があり、日曜祝日だけで8休を消費されると、他の日はまったく休めないことに。明日はやっと休みだやれやれとホッとしているところ、今日は15時まででいいよとのうれしい知らせがあり、たった数時間早く帰れるだけなのにテンションがあがる。帰り支度しているときに地震がある。

外はすでに真夏のような陽射しと暑さ。サンドイッチとアイスカフェオレを買い公園に寄る。木陰は涼しい風が通り気持ちいい。となりのベンチでは高校生らしき男の子が二人、家にいる犬の写真を見せあってキャッキャしている。しばらく村田喜代子『飛族』(文藝春秋)を読む。木漏れ日が揺れるページを追っているうちに眠くなってくる。

本屋を覗き、まだ時間がたっぷりあるので最近ご無沙汰しているブックオフにも寄ってみる。野中柊『ジャンピング☆ベイビー』(新潮文庫)他2冊買う。前に紀伊國屋書店笹塚店で岸本佐知子さんの本棚フェアが開催されているときにもらった「どうしてこれが絶版なのよーーー!リスト」に、

野中柊『ジャンピング・ベイビー』(新潮文庫
読みながら、人物たちといっしょにリアルタイムに鎌倉の夕暮れの中を歩いていく感じ。
甘くない野中柊の隠れた傑作です。

なんて紹介されていて、鎌倉物に弱いので気になっていた。でも何が何でも読みたければ、図書館から借りてくればすぐに読めるし、Amazonに1円でどっさり出てもいるがそこまではないなあ、という本にブックオフの棚でひょいと会えるのはうれしい。このリストにある山本昌代三浦俊彦の本にもそのうち会えるかしらん。
『ジャンピング☆ベイビー』の解説は谷川俊太郎。そういえば集英社文庫の『谷川俊太郎詩選集1』の解説は野中柊だったなーとか思いつつ買った本を帰りにぱらぱらするのもまた楽し。夜はどろどろの「白い巨塔」。なんかゆったりした一日だった。トゥク トゥク トゥク!