y o m u : n e l

ヨムヨムエブリデイ

YOMUBINGO!

仕事と家の往復で、またあっという間に一週間が過ぎる。どの日も同じような一日で区別がつかないが、楽しみにしているドラマがあると、曜日に栞をはさめるため気持ちに張りが出る。今のところ金曜日(正確には土曜)の「何食べ」中心に一週間が回っている。なんとか乗り切っているといったほうがいいかもしれない。

今年はいつまでも寒かったので、桜が長持ちだ。歩道は、ロキソニン色の花の絨毯でふわっふわ。背後から殺人鬼が迫ってきてもたぶん気付かない(ドラマの見過ぎ)。昨日の皐月賞で、出走前に待機所をぐるぐる歩く馬たちの上から桜の花びらが舞い散っていてとてもきれいだった。

今週読んだ本は、今村夏子『父と私の桜尾通り商店街』、川本三郎『台湾、ローカル線、そして荷風』。カバンには今読みかけの文庫本2冊。藤本和子『塩を食う女たち』と三浦しをん『小暮荘物語』。『小暮荘物語』は先日読んだMONKEY vol.17の岸本さんのめっちゃ好きな連載「死ぬまでに行きたい海」の世田谷代田編にこの本が何度も出てきて読みたいと思っていたところ、たまたま古本屋の均一台で目が合ったので買った。こういうのも何かの縁なんだろう。好きな作家の著作はできれば全部読みたくなるもので、滝口悠生津村記久子長嶋有あたりは全部読んでるかなとぱっと思いつくが、あまりにも著作が多かったりすると追いきれなくて、その抜けている本を時々思い出してはビンゴを埋めるようにぽつぽつと読んでいくのが楽しい。『小暮荘物語』もそんな一冊。