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ヨムヨムエブリデイ

2018年の10冊

今年読んで印象に残っている本(順不同)。こんなえらそうに挙げちゃっていいのかなーと思うも、人が好き放題選んでいるリストを眺めるのが単純に楽しいので自分も好き放題選んでみた。

小山田浩子の新刊が読めてしあわせだった。『工場』もやっと文庫化されて二重の喜び。/『公園へ行かないか? 火曜日に』これからトモカが旅するときは、どうか眺めの良い部屋に泊まれますようにと祈っている。/『リトルガールズ』「年をとるってこんなにいいことだとは知らなかった。誰に何を言われても、もうちっとも気にならない」大崎せんせ〜い!/『錆びた滑車』葉村晶シリーズ最新刊。おおむね安定して面白い。好きなシリーズの新刊が文庫書き下ろしで読める喜び。文春文庫ありがとう。/クレスト・ブックス創刊20周年。旧作の『奇跡も語る者がいなければ』を読みづらいなあとなんとなく読み始めたら引き込まれてあとは一気に。読まず嫌いはいかんなと思った。/『「国境なき医師団」を見に行く』偽善だという人もいるが、現場ではそんな議論は意味がない、大変な状態の人たちがいて、それを助ける人が自分にできることをしているだけ。/須賀敦子没後20年。素晴らしい年譜。さらに今年は大竹昭子のミラノ、ヴェネツィア、ローマの三部作(+東京)が合本化され『須賀敦子の旅路』に。文春文庫ありがとう。


■面白い本をいっぱい読めて愉快な一年でした。読むのがますます楽しくなっています。来年は古い本をもっと読みたいな(と毎年言ってる)。今年も読んでくださりありがとうございました。どうか来年がよい年でありますように。